労務トラブル
労務トラブルをどう防ぐ
労働トラブルに関する相談を受けていると、事前に紛争防止をできるケースが多くあります。
例えば、時間外労働等に伴う残業代請求事案では、使用者において、日ごろから、労働者の労働時間の把握管理、残業の許可不許可の徹底、賃金・手当などの計算確認などを適切に行うことで、未払残業などを防止できます。
また、労働安全衛生法違反などでは、労働安全衛生計画などを、労働者とともに危険個所を確認しつつ、日ごろの安全確認ができているかなど、社労士などとも協議しながら対応することで、防止できます。
次に、社内の人間関係トラブル・ハラスメント問題などについては、社内におけるコミュニケーションの機会向上のための施策や、ハラスメント防止のための啓もう活動のほか、労働者が相談しやすい仕組みを設けることで、一定の防止が可能だと思います。
未然に防ぎ、良い職場づくりを実現することで、企業として、より成長できる状態が出来ます。皆さんの会社では、どのように労働トラブルを防いでいますか?
(田鍋/編集 中路)