消費者トラブル
皆さんこんにちは。弁護士の田鍋です。
PIO-NET にみる 2021 年度の消費生活相談の概要
令和4年8月9日、独立行政法人国民生活センターが2021年度の傾向と特徴 として、消費生活相談の概要を公表しました。
- 2021年度は、SNS やインターネット上の広告を起因するインターネット通販での定期購入のトラブルが増加傾向。
- 70 歳以上の相談の割合は22.9%と全年代で最も多い。
- 販売購入形態別では、「通信販売」の割合が最も高く、「インターネット通販」「定期購入」に関する相談が多い。
- 販売方法・手口別にみると、増加傾向にある「代引配達」では、かばんや洋服の他、魚介類などの海産物に関する相談、「フィッシング」によるクレジットカード情報の詐取に関する相談がある。
- 「点検商法」「保険利用可能トーク」では 、70 歳以上の高齢者から訪問販売で屋根工事や修理サービスなどの高額な契約をしたという相談などがある。
詳細は、国民生活センターのホームページから確認していただきたいと思いますが、ネット取引の増加に伴う、消費者トラブルが増えている傾向があり、また、依然として高齢者トラブルが多いことが窺えます。
(田鍋/編集 中路)